アレルギー原因不明のアナフィラキシー⁉︎
ザ!世界仰天ニュース謎のアレルギーSP!が2019年2月12日(火)21:00~21:54 日テレ1にて放送されます。
▽美女の顔がたった2日で変貌!パンパンに腫れあがったまさかの原因とは?▽元ミス・ユニバース日本代表・阿部桃子が原因不明のアナフィラキシーショックで命の危機!
笑福亭鶴瓶、中居正広
村上弘明、大原櫻子、野々村真、畑野ひろ子、田村裕(麒麟)、阿部桃子
久野静香(日テレアナウンサー)
▽まるで別人…アレを使った美女の顔が、たった2日で変貌。大きく腫れあがったまさかの原因とは?▽元ミス・ユニバース日本代表の阿部桃子が死を覚悟…。頻繁に起きる原因不明のアナフィラキシーショック。番組で徹底検査すると、驚きの原因が判明する!▽小さなペットに「チクッ」と噛まれただけで心肺停止…!動物のアレで起こる恐ろしい病▽今回もゲストのアレルギーを徹底検査!村上弘明の止まらないトークに鶴瓶&中居あ然!
アナフィラキシーショックとは、何かしらのアレルゲンなどに対して全身性のアレルギー反応が引き起こされてしまい、血圧の低下や意識状態の悪化が出現した状態を指します。アナフィラキシーショックが生じた際には、迅速な治療が必要です。また、一度アナフィラキシーショックを起こしたことがある方は、再度同じ原因物質に暴露されることで同じように非常に重い症状を起こすことがあります。
アナフィラキシーによるアレルギー反応をアナフィラキシー反応(アナフィラキシーショック)という。一方、免疫学的機序によらず過去に原因物質(抗原)に接触したことがなかった者にも同じような症状が生じることがあり、このような非免疫学的機序によるものはアナフィラキシー様反応というが、アナフィラキシー反応とアナフィラキシー様反応の区別は実際には困難なことが多く、症状や対処法もほぼ共通することから区別されずに扱われることが多い。
アナフィラキシーは、アレルゲンの摂取、皮膚への接触、注射や時に吸入により惹起され得る。
原因
アナフィラキシーショックは、ハチの毒や、ある種の薬剤、食物など、アレルギーを起こす物質に体が暴露されることで発症します。アナフィラキシーショックを起こすと、全身各所にさまざまな症状が現れます。全身にじんましんが生じたり、咳や喘鳴が生じたりします。消化器症状として、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛が生じることもあります。さらに、口腔粘膜が腫れてしまい、空気の通りが悪くなることから、呼吸困難を生じることもあります。全身の血圧や意識状態も低下し、短時間のうちに死に至ることもあります。
原因となる物質に暴露されてからアナフィラキシーショックに至るまでの時間は、体質や体調などによって異なります。しかし、ハチ毒によるアナフィラキシーショックの経過は特に早い傾向があり、蜂に刺されてから数分の経過で心停止に至ることもあります。
治療
アナフィラキシーショックが生じた際には、迅速な治療が必要です。アドレナリンの筋肉内注射や酸素投与、適切な輸液、抗ヒスタミン薬、気管支吸入薬、ステロイドなどの投与を行います。前述のように、アナフィラキシーショックの診断が難しい場合もあるため、少しでも疑いがある場合には、治療を開始することが必要です。
一度アナフィラキシーショックを起こした方は、再度、同じ原因物質に暴露されることで同じような非常に重い症状を起こすことがあります。そのため、不測の事態に備えて、あらかじめ注射薬(アドレナリンの注射キット)の処方を受けることがあります。この注射薬を常備することで、症状が現れた際に緊急対応が可能となります。
アレルギー反応が生じる状況は、家庭や学校、職場などであることも想定されます。そのため、原因物質を避けるような対応策や、実際にアナフィラキシーショックが生じた際の注射薬の使用方法を含めた緊急時の対処法などを、学校などと相談しておくことも重要です。
症状と対処
症状・症候には個人差があり、同一患者でも発症毎に異なる場合がある。アナフィラキシーの症状は、IgEと他のアナフィラトキシンの反応が関与する。これらの物質は肥満細胞からヒスタミンや他の媒介物質(メディエーター)を遊離(脱顆粒)させ、さらにヒスタミンは細動脈の血管拡張や肺の細気管支の収縮、気管支痙攣(気管の収縮)を引き起こす。ヒスタミンや他のメディエーターは身体の別器官の組織で遊離されるが、これらが(血流等を介して他の部位に運ばれ)気管収縮とこれに伴う喘鳴や呼吸困難、そして胃腸症状(腹痛、さしこみ、嘔吐、下痢など)を引き起こす。ヒスタミンは血管拡張(これに伴う血圧低下)と血流から組織への体液漏出(これに伴う血流量低下)を引き起こし、これらが影響してショック症状を呈する。体液が肺胞に漏出することもあり、これが肺水腫を引き起こす。アナフィラキシーで見られる症状には多尿、呼吸困難(呼吸促迫)、低血圧、脳炎、失神、意識不明、蕁麻疹、紅潮、流涙(血管性浮腫やストレスによる)、嘔吐、掻痒、下痢、腹痛、不安、血管性の浮腫(口唇、顔面、首、咽喉の腫脹などがある。悪寒や戦慄などはアナフィラキシーショックの前駆症状である場合がある。致死的反応となる呼吸停止・心停止までの中央値は、薬物 – 5分、ハチ – 15分、食物 – 30分 との報告がある。
アナフィラキシーへの対応
アナフィラキシーの症状は非常に多彩で、全身にあらゆる症状が出現する可能性があり、またアナフィラキシー患者の90%に皮膚症状があり、粘膜・呼吸器・消化器症状が現れる傾向がある。アナフィラキシーやアナフィラキシー様反応は、呼吸困難、急激な血圧低下、心停止、意識消失などの症状が現れることがあるため並行して対処が必要となる。アナフィラキシー反応またはアナフィラキシー様反応の発現に対しては、アドレナリン(エピネフリン)の投与、気道確保、酸素投与などが行われる。