鶴瓶の家族に乾杯
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NHK総合1・東京
鶴瓶の家族に乾杯「V6の三宅健と富山県南砺市井波ぶっつけ本番旅!」
- 2019年6月3日(月)
19:30~20:42の放送 - ステキな家族を求めて、笑福亭鶴瓶とV6の三宅健が「井波彫刻」で有名な富山県南砺市井波でぶっつけ本番旅!二人の旅はのどかな田園風景から始まる。
番組内容
木製品が好きだという三宅は大切にしている木彫りの神棚が井波産であると知り、制作現場を見たいと南砺市を訪れた。鶴瓶と三宅は最初にふと立ち寄った工房で驚きの発見をする!ひとり旅となった鶴瓶は晴れ着姿の新婚夫婦と出会う。さらに木彫りのシャンデリアを見つけ、職人親子の話に感激する。一方の三宅は食堂を営む男性から家族を紹介され、サプライズ訪問!さらに甘酒が飲みたいと老舗こうじ店を訪れ、親子の話に心打たれる。
出演者
ゲスト
三宅健,
司会
笑福亭鶴瓶,小野文惠,
語り
常盤貴子,三宅民夫
日本遺産「木彫刻のまち 井波」
日本一の木彫りの町として知られる南砺市の井波地区。
井波彫刻はこの地の古刹・真宗大谷派井波別院瑞泉寺の歴史とともに生まれたそうです。2018年5月、「木彫刻のまち井波」の歴史・文化の魅力を伝えるストーリー≪宮大工の鑿(のみ)一丁から生まれた木彫刻美術館・井波≫が日本遺産に認定されたそうです。今後は国の支援を受けながら、有形・無形の構成文化財を整備・活用してこのストーリーの魅力を国内外へ発信し、日本遺産を通じた地域活性化が図られます。
★井波彫刻のはじまり
明徳元年(1390)に建立された瑞泉寺。戦国時代には170の寺院を支配した古刹でしたが、宝暦12年(1763)に火災で焼失し、再建のために京都本願寺の御用彫刻士・前川三四郎が井波に派遣され、4名の地元大工にその技を伝えたことが、井波彫刻の始まりだそうです。
瑞泉寺には、前川三四郎の作が残る山門のほか、本堂・太子堂など随所に井波彫刻の粋といえる作が散りばめられています。瑞泉寺の再興とともに、井波彫刻の技術もより深まり、次第に入門する職人の数も増えたそうです。
井波彫刻の代表的な作品は、欄間や衝立などの調度品。祭りに欠かせない獅子頭や曳山などにも井波の技が生かされています。飛騨高山に近く、上質な木材が入手しやすかったという地形的な要因も、井波彫刻の発展の一助となりました。
★継がれる職人の技
井波彫刻の高度な技術は、その複雑な工程にも裏付けられています。
仕上げまでに使われるノミと彫刻刀の種類は200本以上といわれているそうです。
わずか4名の職人から始まった井波彫刻。現在では、約200人の職人の工房がまちの中心を貫く八日町通りを中心に軒を連ね、先人の技を次代に受け継いでいます。
おすすめガイド付きツアー⁉
井波別院瑞泉寺の門前町として開かれた井波は、通りの随所に木彫りが施さたユニークな古い町並みが広がっています。彫刻工房が軒を連ねる八日町通りの散策や工房見学、井波彫刻の粋が凝縮されている瑞泉寺の見学など、ガイドの案内で伝統が息づくまちを散策できるそうです。