【密猟】コモドドラゴン・コツメカワウソ『未来世紀ジパング』7/17

コモドドラゴン、コツメカワウソなど世界で密猟されている生物たちは、どうして密猟されたのでしょうか?そして、その後は?

未来世紀ジパング ~動物密輸大国ニッポン~

2019年7月17日(水)

22:00~22:54 テレビ東京1にて放送

動物密輸が世界的に問題になっている。日本でもカワウソの密輸が急増。取材班は闇の密輸団を追ってタイへ。そこで密猟者との接触に成功。あの“生きた恐竜”にも魔の手が。

今回、ジパングが注目するのが動物の密輸。その取引額は年間2兆円を超えるとの試算もあり、国際的犯罪組織の資金源になっている。動物密輸を無縁と思うなかれ。日本ではここ数年、コツメカワウソの密輸が急増し摘発が相次いでいるのだ。背景にあるのは爆発的人気。そのかわいさからペットにする人も多く、1匹100万円を超える高値がつくことも。

莫大な利益が得られることから密輸が後を絶たないのだ。ジパング取材班はカワウソ密輸の真相を追ってタイへ。そこで目にした衝撃の事実とは? 一方、“生きた恐竜”とも呼ばれるコモドドラゴンにも魔の手が忍び寄っていた…。

SHELLY

鎌田靖

片渕茜(テレビ東京アナウンサー)

宮崎美子、鈴木ちなみ、ユージ、真山仁

コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)

コモドオオトカゲ (Varanus komodoensis) は、有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲ。コモドドラゴンとも呼ばれる

コモドオオトカゲ
コモドオオトカゲ

コモドオオトカゲ Varanus komodoensis
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 VU.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
: オオトカゲ科 Varanidae
: オオトカゲ属 Varanus
亜属 : オニオオトカゲ亜属 Varanus
: コモドオオトカゲ
V. komodoensis
学名
Varanus komodoensis Ouwens, 1912
和名
コモドオオトカゲ
英名
Komodo dragon
Ora
[4]
分布域

人間との関係

飼育下では幼体からならした個体は人間や飼育環境にも適応するとされる[4]。飼い馴らすと、飼い主と一緒に散歩するほどに馴れるといわれる。

一方で1974年に成人男性が襲われ食べられた記録がある。コモド国立公園によると1974年以降30人がコモドオオトカゲにかまれ、うち5人が死亡している。家畜が襲撃された例もある。日本ではヴァラヌス・コモドエンスィスとして特定動物に指定されている。

農地開発や森林伐採による生息地の破壊、密猟による獲物の減少などにより生息数は減少している。以前はパダール島にも分布していたが、獲物となるシカを人間が狩り尽くしてしまったため絶滅し、フロレス島の大部分でも生息数が激減している。1920年には保護の対象とされ、1970年にはインドネシア政府により生息地がコモド国立公園が指定されている。パダール島には他島の個体を再導入する試みが進められている。1975年のワシントン条約発効時からワシントン条約附属書Iに掲載されている。1981年における生息数は7,213頭と推定されている。

1942年(昭和17年)10月30日、捕獲された2匹が日本海軍より昭和天皇香淳皇后に献上される。当時侍従武官だった城英一郎海軍大佐は、天皇の反応について以下のように記録した。

一〇〇〇頃、南西方面艦隊より献上の蛟龍二匹(フロレス島西方コモド島産)横鎮より副官付添「トラック」にて到着、御内庭にて両陛下御覧遊ばさる。聖上の仰せには「コモドエシス」と云ふとかげの一種なりと。御覧後、動物園に御下げ渡しとなる。— 昭和17年10月30日金曜日、城英一郎著/野村実編『城英一郎日記』201頁

伝説

資料によって差異はあるが、生息地のコモド島には、主に2種類の言い伝えがある。

  •  ある王女が双子の子供を生んだ。一人は人間の男の子でGerong(オラン)、もう片方はコモドオオトカゲの女の子でOrah(オラ)と言った。生まれた時にその兄妹は別れた。数年後のある日、成長したGerongは、で巨大なトカゲに遭遇する。Gerongがトカゲを殺そうとしたちょうどその時、実の母親である王女が現れ、二人が兄妹であったことをGerongに明かした。
  •  昔、双子の兄妹がいた。兄は妻をめとり、妹は嫁いでいったが、お互いの子どもたちを結婚させようと誓った。妹には美しい娘が生まれたが、兄には全身がにおおわれた醜い息子が生まれた。しかし誓いどおりに結婚させられ、村祭りの夜、息子は体から鱗をとり人間の姿で出かけた。その鱗を娘が燃やすと、その灰は森の精気を吸って大トカゲの姿になった。


飼育実績のある動物園

〈密猟された生物たちのその後〉

密猟された生物たちが、密猟発覚・保護になった場合には 密猟された国に返す事がルールらしいが、実際には密猟された国が特定できず動物園などで、保護という形で預かっている。

〈密猟方法〉

なかなか簡単には出来るはずがない密猟。実際にはコモド島住民たちは「そんな事は無い」とは言っている。なぜ密猟できるのか?

コモドドラゴンは「コモドドラゴン」自体ではなく、卵の段階で密猟されているという。その値段は卵ひとつで600万ルピアとも言われる。

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