メディア側からではなく、実際のミャンマー住民からみた考えられない現実とは？
在日ミャンマー人が語る！ 日本の方々にも本当に知って、分かってほしい事とは？
実際に家族や友人たちが体験した事を切実に語ってくれました。
ぜひ
【国際社会からは見えにくい「ミャンマーの今」と、日本のメディアにお願いしたいこと】
まで お読みください。
これが彼の 彼らの 生の声です!
ミャンマーでは今、何が起こっているのか!
【ミャンマー情勢】「日本の皆さんに知ってほしいことがある」日本に住むミャンマーの人々が、今あなたに伝えたいこと
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ミャンマー国軍に拘束されているアウンサンスーチー氏らの解放を求め、東京・国連大学前で集会が開かれました。
集った人々に話を聞きました。
「日本の皆さんに知ってほしいことがある」日本に住むミャンマーの人々が今あなたに伝えたいこと
ミャンマーでの軍事クーデターへの反対やアウンサンスーチー氏らの解放を願い、東京の国連大学前で、日本に住むミャンマーの人々が集会を開きました。参加者の声を聞きました。
by 冨田 すみれ子 BuzzFeed News Reporter, Japan
ミャンマーでクーデターを起こした国軍に拘束されているアウンサンスーチー国家顧問兼外相らの解放を願い、日本で暮らすミャンマーの人々が連日のように、各地でコロナ感染対策に注意しながら、集会やデモを続けています。
人々はどんな思いで集まっているのでしょうか。2月11日に東京・国連大学前で開かれた集会の参加者に聞きました。
Philip FONG / AFP＝時事
ミャンマー国軍が2月1日にクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏やウィンミン大統領らを拘束。ミャンマー国内や日本をはじめ世界各地で連日、抗議デモが続いています。
国連大学前での集会に参加したミャンマーの人々は「日本の皆さんに、今ミャンマーで起こっていることを少しでも知ってほしい」と語ります。
参加者は「抵抗」などを表す3本指を掲げ、クーデターへの抗議や、リーダーの早急な解放を求めました。
「ミャンマーを救え」「私たちのリーダーを解放して」「民主主義を守ろう」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「ミャンマーは今、軍事クーデターにより大変な状況にあります。私の心も痛い。アウンサンスーチー氏は国民の母、ウィンミン大統領は父の様な存在です。少しでも早く解放されることを祈っています」
「ミャンマーではデモに多くの若者が参加していますが、逮捕されたりケガをしたりしていて、とても心配です」
「#独裁政治をやめろ」「#民主主義を取り戻せ」「#私たちの票を尊重しろ」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「ミャンマーにいる友人全員が現地で抗議デモに参加しています。だから私も今日、ここへ来ました。今、ミャンマーで起きている権利の侵害について、日本の人々に、そして世界の人々に知ってほしいです」
「プラカードにも『#Respect Our Vote（私たちの票を尊重しろ）』とありますが、私たちの政府は、私たちが2020年の選挙で選びました。私も東京のミャンマー大使館から投票しました。軍による独裁でなく、私たちの票を、選挙結果を尊重してほしいです」
「早急な解放を求めます」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「ミャンマーでは今、ルールを守り平和的な抗議デモに参加している人々が、警察による制圧で被弾し、ケガをしています」
「ミャンマーで今、何が起きているか日本の皆さんに知ってほしいです」
「コロナは怖い。しかしミャンマー国軍はさらに酷い」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「今、世界で一番怖いのは新型コロナウイルスです。私たちも怖いし、心配です。でも、軍人や軍事政権はもっと怖い。コロナ禍でこのように集まるのは悪いことです。本当に申し訳なく思っています」
「しかし、ミャンマーはこのままではいけません。今、ミャンマーで起きていることを日本の方々に知って頂くためにも、今日集まっています」
（集会では入り口で1人つずアルコール消毒がされ、マスク着用なども徹底していました。集会では皆が同じ方向を向いて座るなどの感染対策を取っていました）
「私たちは、私たちのリーダーを信頼しています」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「ミャンマーの状況が少しでも早く良くなってほしいです」
「インターネットが遮断されたりして、家族と連絡が取れない時もありました。軍により、ネットが完全に遮断されるのではととても心配しています」
「アウンサンスーチー氏の解放を」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「軍事クーデターが起こり、1988年の民主化運動の時のように警察や軍により制圧されるのではないかと国民は恐れています」
「2人のリーダーを解放してほしい。そしてクーデターを起こした軍関係者が処罰を受けることを願っています」
「私たちのリーダーを救って。私たちの未来を救って」
Sumireko Tomita / BuzzFeed
「私たちのリーダー、そして私たちの未来を救って」
「アウンサンスーチー氏や大統領たちを今すぐ解放してほしいです」
「リーダーの早急な解放を求めます」
【国際社会からは見えにくい「ミャンマーの今」と、日本のメディアにお願いしたいこと】
国軍は、突然の権力掌握や大統領、スーチー国家顧問を始めとする政治家、医師や各組織/団体/業界のトップリーダー200名以上を拘束したことに支持できずCDM運動(公務員や会社員が、仕事を休み業務をしないことで国家運営を止めること)をしている国民の勢力を抑止するため、以下の対処法を取っている。
①犯罪者に、デモ隊に送り込んで、デモ参加者に暴力を振り刃物で刺すことを支持(軍から7万ks〜20万ks支給される。そして彼らは軍に後始末される)
②軍人、または軍に指示された警察官が、市民が眠ている夜中の時間帯を狙って自宅侵入し、市民を次々と拘束(大都市の至るところで事態が起きている)
③犯罪者に、夜自宅街や集会所にガソリンをばら撒き、市民の自宅に向かって火玉を投げて火事を起こすよう指示(昨日、大都市のヤンゴン、マンダレーで多発)
④犯罪者に、日中平和的デモを行うデモ参加者に、毒を入れた飲料水のペットボトルを配るよう指示。その飲料水を飲んだ人は病院に次々と運ばれていく(1988年にも同様な手口で、複数の死者がいた)。
などなどです。
正直、身を疑ってしまうような、非人道的なこのような制圧に、国民は怒りを表しています。
特に②③のことで、国民は非常に不安と恐怖にさらされながら夜を過ごしています。睡眠障害はもちろんのこと、精神障害を受けている状況です。
人として人間として、決して許されるものではない上記のような軍の行為が、国際社会からは見えにくく、例えデモ隊で軍が送り込んだ犯罪者らの暴力行為で、悲惨な事態が起きても国際社会からは、「ミャンマーの人々は平和的なデモをせず、感情を表すばかりで、悪い国民性だ…」と勘違いされます。
これは軍がわざとそうさせている、国軍の思惑である「スーチー政権では国が不安定な事態に陥っているので、自分たちが権力を握るしかない」ということを国際社会に見せかけるための、軍の戦略行為であることを是非、海外社会に知っていただきたいのです。
正直ミャンマー人の私にでも、信じ難い話ばかりですが、これらは事実です！。大変残念ながら今の国軍のトップには、国家の権力を握るためなら、どんな酷いことでも出来ます。出来ると、本人自ら宣言しています。軍を良く見せるため、最近の国営メディアのほとんどの情報が嘘です。先日国営メディアの編集長も、軍への抗議活動に加わりました。
もちろん、ミャンマーの国軍、警察官全員が悪い訳ではなく中には上の命令に逆らうことが出来ず、非常に辛い思いをしている軍人や警察官も少なからずいます。
今国民が抗議をしている一番の理由は、軍の行き過ぎた行為をきちんと正さななければ、ミャンマーの未来は無い、せっかく皆でここまで国の経済成長をやり遂げた、外交でもある程度信頼を得たミャンマーが、昔のような独裁社会に戻ってしまうのは、決してあってはならないと責任を感じているからです。ミャンマーの国民が求めているのは、スーチー氏の勝利ではなく、軍に対しての「正義」です。
今回のデモの意味は、スーチー氏が率いるNLD党と軍が率いるUSDP党の争いよりも、次世代を担うミャンマーの若者のために、国の将来のために、今やらなければならないことをやるという意思表明の方が大きいです。デモ隊にスーチー氏の写真が多く見受けられますが、武力行使で不法で拘束したスーチー氏の開放を求め、このような非人道的なやり方は認められないという国民の意思を軍に伝えることを目的としています。
スーチー氏派は多いが、国の発展と国民の暮らしをきちんと考えてくれる、一生懸命やってくれる人物なら、リーダーはスーチー氏に限らず誰でも良いと思っています。スーチー氏のような、スーチーを超えるリーダーなら、受け入れられます。
今ミャンマーの国民は、上記のような行為で日々怯やかされています。緊迫度が高まり犠牲者も増しています。
どうか日本のメディア関係者の皆様は、ミャンマーの今、事実を直視し、ありのままの報道をお願いいたします。昨日のUN国際会議で日本が、ミャンマーの国民の立場を理解し、国軍の武力行使の反対意見にご賛同いただきましたことを、心より感謝申し上げます。ホントにありがとうございます。
これからもミャンマーの明るい未来のため、勇気のあるミャンマー国民とともに正義を正し再出発のための、お力添え、ご協力よろしくお願いいたします。
CDMとは、(Civil Disobedience Movement=軍への不服従運動）