ふるカフェ系 ハルさんの休日NHKEテレ1東京
ふるカフェ系 ハルさんの休日・選「東京・池上~現代の寺子屋風?カフェ」
- 2019年2月15日(金)
21:00~21:30の放送
東京・池上へ!長らくそば屋だった建物は、地域の行事や披露宴などで皆が集まる場所だった。今ここは、子どもから大人まで気軽に集える、現代では貴重な場所となっていた。
★番組内容
古民家カフェブロガーの真田ハルを演じる渡部豪太さんと、地域の皆さんで作るドラマ。今回は東京大田区池上の古民家カフェが舞台。その建物はもともとそば屋で、長い間、町の行事や披露宴が開かれるなど、皆が集まる場所として愛されてきた。3年前、店主の高齢化で空き家になる危機がおそったが、現在の店主が、子どもたちが気軽に集まって勉強する「寺子屋カフェ」にすると宣言。現代では貴重な地域のつながりが育まれている。
出演者
出演
渡部豪太
★築90年の古民家カフェ「蓮月」で、昼はがっつり豚を食う! 夜はしっぽり酒を飲む!
大田区池上に、昭和2年から営業しているそば店をリノベーションしたカフェ「蓮月」、古民家カフェがあります。古民家カフェというと、静かなしっとりした雰囲気が特徴のお店が多いと思いますが、蓮月はカフェとは思えないガッツリとした丼物や、お酒に合うおつまみなどが多彩にあるお店です。
大田区池上は、池上本門寺を中心に多くの寺社仏閣が集中している寺の街。力道山のお墓や、日蓮上人入滅の地として有名です。
その池上本門寺から1〜2分歩くと、木造に瓦屋根の一際目立つ建物が見えてきます。こちらが昭和2年に竣工されたそば店「蓮月庵」をリノベーションしたカフェ「蓮月」。
第1回大田区景観まちづくり賞を受賞しています。
店内は屋根のついた帳場が現役で活用されており、テーブルや椅子、ちょっとした座敷など、そば店時代に活躍していた多くの設備をそのまま活用しています。
入口付近の壁にはそば店時代のメニューが掲げてあります。価格は全て「銭」表記です。
★カフェの照りっ照丼……!
カフェメニューとは裏腹に、ガッツリと腹に溜まりそうな「厚切り照り豚丼」
小松菜と白髪ねぎが添えられ、ご飯と豚肉の間には大田区の大森エリアの名産、海苔が敷かれています。
塩漬けにして下味をつけた豚を照り焼きにしているそうです。
★のんびりしたいかた、2階へどうぞ…
「蓮月」は、2階で飲食をすることもできるそうです。
2階は広間になっていて、カフェ風の1階とは打って変わって、シンプルな和風の作りになっているそうです。
落ち着く畳で…横になって漫画を読んでも、パソコンで仕事をしてもいいそうです。
店長さん曰く「スーパー銭湯の休憩スペースのように、気持ちの良い時間を過ごしてもらいたい」とのことだそうです。
眠くなったら寝てもいいそうです。
この居心地の良さ。ちなみに2階はレンタルスペースとして貸し出しており、多目的に利用できます。
★夜の「蓮月」、メシも雰囲気も見事に尽きる
「蓮月」は夜のメニューも用意しているそうです。
店内はジャズが流れ、バーのような空気感に変わり、昼間とはまた違った居心地のよさがなんとも心地いいらしい…
オススメのビールはCOEDO、Beniaka(680円)コクの深い味わいで、古民家の深い歴史とともに味わうのにふさわしいビールだそうです。
全部飲みたい人には5種飲み比べセット(3,000円)がオススメ。ビール以外にもフルーツカクテルや日本酒、ワインも取り揃えています。
食事もお酒が進むものをそろえています。
- お麩の唐揚げ 甘酢ソース和え(580円)
外はサクッと中はフワッと、中身はお麩なのでフワフワです。甘辛のソースでビールが進むます!
- おふくろのもつ煮(480円)
煮込んだニンジン、大根、ゴボウがホロホロ! 塩気控えめであっさりした美味しさです。
- うま塩漬け焼き豚(980円)
胡椒のきいた豚は最高のおつまみです。添えてあるわさび、柚子胡椒も本格的です。
- ポポテテトトフライ(480円)
注文時にスタッフとの会話が生まれたら……ということで命名したそうです。ジャガイモが甘く、一回食べたら病みつきになる美味しさ!
酒が進むメニューに囲まれ、歴史を感じる雰囲気に抱かれ酒を飲む……昼の様子から比べると、見事に飲み屋さんへの変身を遂げています。
そば店、「蓮月庵」を引き継ぎカフェにリノベーションした店長の輪島さん。引き継ぐきっかけは何とも奇妙な縁がありました。
ある日、輪島さんが仕事をしていると転倒して足に犬のフンがついてしまいました。その1時間後、歩いていると鳥のフンが直撃。「これはなにか起こるぞ」、そう思った翌日、知人から「蓮月庵」を今後どうするかという会議に出ないかと声をかけられたのです。自分が「蓮月庵」を引き継いだら面白いことになるだろう……。
こうして現在の「蓮月」が誕生しました。
縁というか、ウンというか、そんなきっかけなのです。
縁というか、ウンというか、そんなきっかけなのです。
「厚切り照り豚丼」、じつはお店のスタッフさんが考えたメニューです。そして日本酒好きなスタッフさんが日本酒を、ワイン好きなスタッフさんがワインをチョイスするなど、スタッフさんの考えがたくさん反映されています。
その一方で店名は先代の名前を継いで「蓮月」とし、もともとあったものを大切に使っています。「先代への想いを汲み、敬意を払って営業を続けたい」と言う、店長さんとスタッフさんのいるステキな古民家カフェです。
お店情報
蓮月