ブラタモリ
NHK総合1・東京
ブラタモリ「#125 武蔵小杉」
- 2019年2月26日(火)
23:55~24:40の放送 - ここ10年で駅前に11ものタワーマンションが立ち並んだ街・武蔵小杉。なぜ駅前の好立地にいくつもの大規模マンションを建てられる土地が空いていたのでしょうか?
★番組内容
ここ10年で駅前に11ものタワーマンションが立ち並んだ街・武蔵小杉。なぜ駅前の好立地にいくつもの大規模マンションを建てられる土地が空いていたのでしょうか??今回は街の歴史を遡ります。実は今の武蔵小杉駅の周辺は、江戸の経済基盤を支える重要な場所。タワーマンションの足元には江戸時代から変わらない「あるもの」が脈々と残されていました。タモリさんが見つけた「あるもの」とは…!?
出演者
出演
タモリ,林田理沙,
語り
草ナギ剛
▶武蔵小杉◀
江戸時代、江戸と駿府(静岡)を結ぶ「中原街道」の道中、将軍や大名が休憩所とした「小杉御殿」があったため、「小杉」の名はよく知られ、御殿の周辺も栄えたという。しかし戦前、東急線と南武線の武蔵小杉駅が、御殿より南東に少し離れた場所につくられたため、タワーマンションが立ち並ぶ現在の中心地に、歴史の名残りはほとんど見られない。のどかな農村からNECやキヤノンなど大企業の事業所を支える住宅地としての位置づけを経て、再開発の末に「住みたい街」の常連になるほどの華々しい変化を遂げたのが今の武蔵小杉です。
★改札待ちの行列ができる街★
渋谷から東急東横線で南に15分ほど。多摩川を渡ると間もなく武蔵小杉駅に着く。立川と川崎を結ぶJR南武線も乗り入れ、2010年にJR横須賀線の武蔵小杉駅が新設されたことで、東京・千葉方面とのアクセスが格段に向上。周辺の再開発が加速して、人気の街となった。11本のタワーマンションの総戸数は6497戸。1戸に3人の家族が住むと仮定すると、満室の場合、単純計算で約2万人。わずか10年でこれだけ増えれば、朝の通勤・通学時に改札待ちの行列ができるのも想像できますよね。
横須賀線の武蔵小杉駅ができて東京に出るのが便利になった。「昔は一面畑だった場所にまで(低層)マンションや建売住宅が進出していて、街を歩いている人が増えた」そうです。劇的な再開発が進む駅周辺エリアの西と南を区切るように走る府中街道(国道409号線)はいま、道路拡幅のための用地買収、セットバックが急激に進んでいる。昭和20年代に作られた道路計画が、今動き出し、再開発によって、昔の武蔵小杉を思わせる貴重な風景は徐々に失われつつあるようです。
2000年代以降に連鎖的に再開発が進行し、超高層マンションが建ち並ぶ街並みとなり、2010年3月には、それまで通過していたJR横須賀線に駅が新設され、南武線との乗換連絡通路も設置された。また、2013年3月東急東横線は東京メトロ副都心線や西武池袋線(西武有楽町線経由)、東武東上線に乗り入れた。鉄道網は今後、相鉄本線(相鉄いずみ野線)との直通運転が予定されているそうです。更なる整備が見込まれていて、これからも劇的に変化していきそうです。
住んだ事はありませんが…20年前から時々仕事で武蔵小杉ヘ行っていました。その頃から見たら想像もつかないくらいの変化に驚きました。今でも乗り換えの際に武蔵小杉駅を利用します。これからまだまだ変わっていくであろう武蔵小杉を楽しみにしています。